スウェーデン王宮

ストックホルム城の壁は精巧なレリーフで装飾され、中央には広い中庭があります。南半分にある宮殿の礼拝堂と大広間、そして北半分にある宴会場は、当時の調度品がそのまま残されており、一般公開されています。宮殿の壮麗な広間には歴代の国王と王妃の大きな肖像画が飾られ、ドーム天井には象嵌細工、彫刻、そして華麗な絵画が飾られています。そのほとんどは17世紀のドイツ人芸術家の作品と言われています。一部の部屋には、古代の戦車や武器、宝石、金銀の食器、そして槍を振り回し、青銅の兜と鉄の鎧を身に着けた中世の騎士の像も展示されています。実物大の模型もあります。王宮衛兵は、古来の伝統に従い、毎正午に厳粛な衛兵交代式を行っています。豪華な衣装を身にまとった衛兵たちは、厳粛かつ敬意を込めて、伝統的な衛兵交代の儀式を執り行います。

ここは国王の執務と儀式が行われる場所で、ストックホルムの主要な観光名所でもあります。王室の居室、グスタフ3世コレクション博物館、宝物庫、三冠博物館、王室武器庫が一般公開されています。宮殿内では、様々な金銀宝飾品、精巧な調度品、そして精巧な壁画やレリーフを鑑賞できます。