スウェーデン門
ラトビア共和国
1689年に建造されたズヴィエドル・ヴァルティは、リガに唯一現存する古代の城門です。旧市街の路地にひっそりと佇み、控えめな佇まいをしています。元々は北方戦争におけるスウェーデン軍の勇敢な戦いを記念して建てられたこの門は、全体が赤レンガ造りです。門の向かい側には、かつてのスウェーデン兵舎が今も残っており、様々な商店が入っています。門の左側には、砲塔を思わせる赤レンガ造りの武器庫があります。壁には無数の穴が開き、戦争中の銃弾の跡が痛ましいほど残されています。武器庫の前には、当時の大砲が今も展示されています。長年の風雨にさらされて錆びついたのか、黒ずんだ砲身は今も昔のことを彷彿とさせます。