旧市街
ラトビア共和国
ヴェツリーガはわずか50ヘクタールの広さですが、狭く曲がりくねった青い石畳の通りが四方八方に伸びています。中世の建物が至る所に残っており、旧市街に足を踏み入れるとまるで中世にタイムスリップしたかのような気分になります。ラトビアは緯度が高いため、冬は日照時間が少なく極寒ですが、夏は春のように夜8時を過ぎても太陽が輝き、暖かさが続きます。そのため、旧市街は冬眠中のように静かで単調な印象です。しかし、夏は花々が咲き乱れ、多くの人々で賑わいます。中央広場や路地には、オープンカフェやバーが軒を連ねます。ラトビアの物価は高いものの、コーヒーは地元新聞1紙ほどと比較的手頃なため、コーヒー愛好家に人気のスポットとなっています。花に囲まれた木製の椅子に腰掛け、中世の建築を眺めながらコーヒーを味わうのは、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。オープンエアのバーでは、一味違う体験ができます。バーでビールを飲みながらロックバンドの音楽を聴くと、内なる情熱を解き放たずにはいられません。