Photo Credit:Visit Iceland
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ダークシティ

アイスランド

ディムボルギル(アイスランド語で「闇」を意味するdimmuと、「都市」「要塞」「城」を意味するborgirに由来)は、別名「闇の城」とも呼ばれています。ディムボルギルは、ミーヴァトンの東に位置する広大で奇怪な溶岩地帯です。約2,300年前の火山噴火によって形成されたこの地には、溶岩柱、洞窟、険しい崖、そびえ立つ岩山が点在しています。中には高さ20メートルにも達する岩もあり、まるで別世界の城のようです。毎年多くの観光客が訪れ、2011年には自然保護区に指定されました。

アイスランドの民間伝承では、ディムボルギルは地上と地獄をつなぐ場所とされています。また、北欧のキリスト教伝説では、ディムボルギルは天国から追放されたサタンが降り立った場所とされています。サタンはそこで地獄のカタコンベを造りました。

この壮大な溶岩地帯には、3つの標識付きルートがあり、幻想的な溶岩の迷路を通り抜けることができます。これらの岩層は、夏には驚くほど豊かな植物に覆われます。すべての交差点には、現在地を示すエリアマップがあります。ほとんどのルートは分かりやすく、小さなループは約30分、大きなループは約2時間で、最も有名な「大聖堂」の洞窟に到着します。

多くの地元の人々は、ディムボルギルにはサンタクロースが住んでいると信じており、運が良ければ毎年12月にサンタクロースに会えるかもしれません。ディムボルギルはかつて、アメリカの人気テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影場所でした。ノルウェーのヘビーメタルバンドも、ディム・ボルギルにちなんで名付けられています。

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